ビーフストロガノフの
ゲーム感想日記
ゲームプレイの感想を中心に、徒然なるままに書き殴り。たまにイラストつき
ちょっと前に知人と電話で話をしていて、「何か最近お奨めの本はないか？」と訊ねた所、ライトノベルの作品なら幾つか紹介出来るとの返事だったので、試しにそれらのタイトルを教えて貰って通勤中に読んでみました。
まず最初に読んだのが電撃文庫から出ている『護くんに女神の祝福を！』という本。知人にどんなジャンルが良いのか聞かれたのでとりあえずラブコメと答えたのですが、この作品はその希望を軽く満たすどころか更に斜め上行く超絶ラブコメノベルでした。他の媒体でもこれほどラブコメしている作品はなかなか無いのと違いますかね。もう通勤中ニヤニヤしっぱなしでしたよ（今風邪をひいていてマスクを付けているもので思いっきりニタつけました）。但しそれも３巻まで。４巻で個人的に不満な点が幾つか出てきてしまいました。とにかくピークレベルの恐ろしく高いストーリーであるが故に、ちょっとした横槍が入ると鬼のように凹めます。４巻は正直読むのを止めようかと思った程。作者の後書きにもありましたが、読者に飽きられないよう様々な要素を盛り込もうする努力は買います。しかし、結局絢子さんの台詞からしてビアトリスの強い弱いが恋愛にも影響しかねないのかなぁと思うと、なんだか水を差された気分になってしまうのです。もちろん絢子さんはそれを全面的に否定はしていますが、「体はヨハンを求めている」と言及した以上、護くんにはヨハン並みのビアトリス使いになるよう間接的にも強いている訳で、それはなんだか本末転倒の様な気がするのですが・・・。そんなものが無くても２人の関係は強固であると断言して欲しいのに。”ビアトリス”という作品内の小道具が今後の展開に悪影響を及ぼさないと良いのですがね。５巻は保留。あ、あと２人の体格差も何とかして欲しい所。このままじゃ『ＴＨＥ かぼちゃワイン』になっちゃうよ。
で、次に手を出したのが角川から出ている『涼宮ハルヒの憂鬱』。なんでもライトノベルで１番人気のシリーズらしいのでおっかなビックリ１巻だけ読んでみましたが、なるほど、話の構成は稀有な印象。無茶苦茶な設定をスルっと無理なくラストに繋げる展開の持って行き方にも巧さを感じました。ただ、驚くべき事にアッという間に終ってしまいます。なにかこう盛り上がる展開も何も無く、本当にアッという間に最終ページにたどり着いている感じなのです。まるで普通の単行本の序章をサラサラっと読んだ、としか思えないが如く。もしかしたらこの前に読んでいた『護くん』のテンションで当書籍も読んでしまったが為に、印象が薄っぺらくなってしまった可能性も否定できません。が、それにしても淡白過ぎ。おそらく、この本の語り部であるキョン君が無気力無属性なのが原因なのではないかと思うのですが。作品内のほとんどがこのキョン君の１人称で語られている以上、彼に感情移入できないと評価は自然と下がる気がします。もちろん、まだ１巻しか読んでいないので、コレ以降キョン君が熱い男に大変身しないとも限らない訳ですが・・・・・・それはなんか違うな。とりあえず、巻き込まれ型事勿れ主義だけは返上して欲しい所です。４巻まで古本で手に入れたので来週続きを読破予定。ちなみにハルヒは好きよ。ア○カみたいで。
って感じでライトノベル読了記でした。いままであまりライトノベルには興味薄でしたが、読んでみるとコレはコレで味があって面白いですね。今後もちょこちょこ読んでいこうかと思っています。やはり読むメインはラブコメ系かなぁ。
あ。ゲームの話をまるでしていませんでした。でも今はそれほどネタはありませんで、モクモクと『ＴｏＨｅａｒｔ２』をプレイしている最中です。残るキャラはこのみだけになってしまいました。もうちょっとこの世界に浸って居たかった・・・。感想は後日にいたしますが、キャラ個人の評価は一番がるーこ、二番が由真、三番が委員長という感じです。おそらくこれは覆らないかと。委員長ですが、イベント単位で言ったら最高のキャラでした。早口言葉イベントは何度見ても癒されますね。「え”っ」が好き。ラストがもうちょっとラブラブなら言う事なかったのですが、妹の話がある以上それは流石に難しかったでしょう。ＦＤでも出てフォローが入れば最高です。アクアプラスさん、ＦＤお願い。個人的には１８禁で無くてもＯＫですので。ミルファも見たいなぁ。
【 2005/01/15 】