第069回
逃がした魚は大きいような

最近、ライトノベルばかり読むようになって、ほとんど漫画は購入しなくなってしまったのですが、昨日床屋帰りに本屋に寄ったところ2冊ばかり面白そうなのがあったので買って読んでみました。1つはこなみかなた氏の『チーズ スイートホーム』という本。もう1つは山口舞子氏の『もうすこしがんばりましょう』。両冊を読んで思ったのは、やはりこれからの漫画の肝は表情だなぁと。瞬間的な表情の捉え方がどちらともに巧いので、淡白な絵の割に感情移入度が高かったりするのです。例えば『チー』の方ですと、猫さんの泣き寝入りの顔とか(目線の角度が絶妙)、『もうすこし』だと「すっごくあったかいんだぞう」と言った時の顔とか(口元の歪み方が絶妙)、ちょっとした所で作家さん独特の趣向が出ていて面白い。なんでしょう、直接的な感情よりも、もう少し中庸なあいまいな表情を如何に絵にしていくかで、これからの漫画は独自の味を出していくものなのかもしれませんね。まぁ、『ジャンプ』のような分かりやすい漫画に飽きた筆者がそれを求めているだけとも言えますか。

ゲームの話。先週は『THE 地球防衛軍2』が売り切れで買えず、某大手掲示板の当該ソフト専用スレを握りこぶしを振るわせつつ見ていた筆者でございます。いやしかし、ここまで品薄になるとは思いませんでした。木曜の仕事帰りの時間帯でも楽に手に入るだろうと思って秋葉に行ってみれば、どこの店にも『THE 地球防衛軍2』が見当たらず。目に入るは同じ発売日に出た『第3次スパロボα』ばっかり・・・。流石にあせって普段はあまり寄らない地元近くの家電屋にも行ったのですが、やはりありませんでした。イヤハヤ、ここ最近は欲しいソフトはすべて楽にゲット出来ていましたし、苦せずして購入できると高を括っていたのも確かなのですが、それでも前作があれだけ好評だった訳ですから、発売元も前評判からしてそれなりの本数を用意してくると、踏んでいたのですがねぇ・・・。今更ですが、欲しいソフトが手に入らないとめっちゃ鬱ですな(しかも仕事帰りだし秋葉にも寄ったのにさ)。おかげで、どこの店に行っても幅を利かせてデカイ顔して置いてある『第3次スパロボα』に意味不明の憤りを覚えてしまって、こちらは購入を見送りました。ざ、ざまあみろ!

結局、週末は『戦国BASARA』をプレイしていました。全キャラのED、全て見ました。その感想を箇条書きで(前回書いた分は除く)。

・武田家
信玄は幸村以外の配下に冷たいと思います。

・佐助
たぶん死なないと思います。

・政宗
OPの豪快さが欠片もない悲しいEDだったと思います。

・信長
フツウゥゥゥゥウウゥゥゥだったと思います。

・蘭丸
コンペイトウ3つで喜ぶ辺りが可愛いと思います。

・光秀
あっ、イイと思います。

・上杉家
だから謙信の性別どっちなんだよと相変わらず思います。

・いつき
日本の未来が幾許か不安になると思います。

・ザビー
日本の未来が崩壊していると思います。

・島津家
個人的に一番かっちょいいおっさんだったと思います。

・忠勝
忠勝は頑張ったと思います。

以上、小学生の夏休み日記風味のED感想記でした。なんかやるきでねぇ・・・。来週までに『THE 地球防衛軍2』が手に入っていれば、次回の更新はもうちょっとばかり覇気のあるものになっている、と思います。

【 2005/07/31 】

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