第127回
故きを温ねて新しきを知る

正月休みが終わって気の抜けたビールの如き毎日を送っています。更新も若干薄味です。写真は週末に購入したもの。右の方にある白いケースはビートルズの通称『ホワイトアルバム』と言われているCDです。当方はゲームをプレイする事と同じくらい音楽を聴くのが大好きでして、所持しているCDの枚数も900枚はあるかと思うのですが、それでもビートルズのCDを買ったのは今回が初めて。だいたい小さい頃からビートルズの有名な曲はBGMとしてアチコチで流れていましたから、中学ぐらいになって音楽に興味を持ち始めても改めてビートルズのCDを買おうとは思いませんでした。周りが大絶賛一辺倒なのも、かえってヘソ曲がりな当方からすると「大衆に迎合する気はネー」と反発の対象になったぐらい。ところが最近になって仕事が始まる前にファーストフード店でお茶を飲んでいた時に、ビートルズの「Blackbird」が流れてきて妙に気に入ってしまったのです。歌詞の内容はとんと不明瞭ですが、あの優しいメロディが日々仕事で草臥れた心を癒してくれました。巧く説明はできませんが、当方の中で古きモノが一回転(?)してまるで始めて聞くような、そんな新鮮な印象を覚えたのです。と同時に、ビートルズのCDに対する購買意欲が猛烈に沸いた瞬間でもありました。手始めに「Blackbird」の入っている『ホワイトアルバム』を購入。ipodに突っ込んで通勤中に聞いています。音の厚みという部分ではやはり古臭い感は否めないものの、オリジナリティ溢れるメロディとレノン&マッカートニーの透明感のある歌声が絶妙に絡み合って、奇跡とも言うべきハーモニーを奏でています。単純に聞いていて本当に気持ちがいい。・・・なんだか当方の書く感想の安っぽさ具合に凹みまくりですが、たまに古いものに目を向けるのも、新しい発見があってなんだか嬉しい気持ちにさせてくれますね。温故知新とは実に言いえて妙。

さてゲームの話。現在も『ピリオド』をプレイ中ですが、話がやはりイマイチ面白くなくて遅々として進まず。並行してPS2版『ななついろ☆ドロップス』もプレイして無理矢理ギャルゲー熱を鼓舞させています。こちらはキャラが出揃ってきた中盤から話が面白くなってきましたが、メインヒロインすももの凄まじい物怖じっぷりが全体の明るい雰囲気を些か損ねている印象。ストーリーの語り部的存在である如月先生もいま一つ好感が沸き難く、中心人物のキャラ設定で少し失敗している感があります。後のストーリーでの盛り返しに期待しますが、更にグダグダになりはしないか若干心配。

ただ、来週はギャルゲーマー期待のオーガストの新作『FORTUNE ARTERIAL』が出ますね。当方も既にAmazonで予約済みです。なので『FA』が発売される25日からは上記2作品のプレイを保留する事になりそう。次月は特に購入予定のソフトが無いので『FA』が終わればこれらを再プレイするとは思いますが、それでもこの出来ですと他の積みゲーの方を先にプレイする事になるやもしれません。先日買ったHOOKの『LikeLife』も早く遊びたいですし・・・。

少し話がそれて次世代機の話。先日ちょっと話題になった任天堂社員の発言を見て、Wiiは完全に買う気が失せました。美少女アニメ絵ドントコイだバカヤロー。で、残りはPS3なのですが、こちらもPS2との互換性を無くすという暴挙に出て、潜在的PS3購買層の怒りを買っていましたね。当方もシェア拡大の為とはいえ、この決定にはガッカリする他ありませんでした。そのうちソフトウェアエミュでPS2ソフトを動くようにする腹づもりらしいですが、実現は何時になる事やら。ただ、PS3に関してはもしかしたら4月に購入に走るかもしれません。PS3オリジナル新作で始めて興味を覚えた『戦場のヴァルキュリア』の4月発売が決定したからです。ムービーを見る限りでは相当面白そうな作品なのですが、その実際の出来や如何に?

【 2008/01/20 】

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