ビーフストロガノフの
ゲーム感想日記

第144回
夏休みは洋楽でも

先週は夏休みをとって盛岡まで行って来ました。これぐらい北に来れば涼しいだろうと思っていったのですが、最高気温があまり関東と変わらなくて当てが外れました。流石に朝方は２０度ぐらいまで下がるので過ごしやすい・・・というより気温差が激しすぎて風邪をひきそうでしたが。お盆に東北に行かれる方は上に羽織るものを一つぐらい用意した方が懸命です。写真は御所湖です。川をダムで塞き止めた時に出来た湖だそうで、この季節には水のある景色を見ているだけでも爽やかな気分にさせてくれます。湖の周りを散策とか気持ちよさそう。

旅行用に何か音楽ＣＤでも買ってｉｐｏｄに入れていくかと、未購入だったＸＴＣのアルバムを３枚買いました（１枚はボーカルのアンディ氏とピーター・ブレグヴァド氏の絵本朗読ＣＤ）。ついでに『ソング・ストーリーズ』という裏話本も購入。当方が洋楽で一番好きなバンドがこのＸＴＣなのですが、好きなバンドの裏話本ほどガッカリするものは無いのでありまして、実際に『ソング・ストーリーズ』を読んで「うーん」と首を捻りまくり。特に感じだのが、職人気質のアンディ氏にもっと協調性があったら、人気は今以上に出ただろうし更にセールスだって良かったであろうし、はたまた、ＸＴＣ自体ももっと頻繁にアルバムが出せていたのではないかと・・・。もちろん、頑なに一切の妥協を許さず、自らの音楽を追及したからこその”ＸＴＣ”でもあるのですが、デイヴ氏が去りコリン氏までも去った今のＸＴＣを鑑みると、アンディ氏はやはりどこかで手綱を緩めるべきだったのではないかと、素人意見ですが思ってしまうのです。ことほどさように、バンドとは傍から見るよりも人間関係の維持が難しい形態なのですね。個々を尊重する外国では尚更かもしれません。洋楽で２番目に好きだったＴｈｅ　Ｓｍａｓｈｉｎｇ Ｐｕｍｐｋｉｎｓも一度は解散しましたし（最近イハ、ダーシー両氏不在で復活しましたが）、こう、安心してファンでいられる洋楽バンドは無いものでしょうか。

ついでに洋楽ポップス系統で興味があったバンドの作品をちょいちょいＡｍａｚｏｎで購入。輸入盤キャンペーンで３枚買うと１５％ＯＦＦになるので、地元に洋楽ＣＤを大量に扱っている店が無い方にはＡｍａｚｏｎはオススメかもしれません。購入ＣＤのバンド名をあげると、Ｆａｒｒａｈ、Ｔｈｅ Ｆｏｒｍａｔ、ＢＬＡＣＫ ＫＩＤＳ、Ｓｕｎｎｙ Ｄａｙｓ Ｓｅｔｓ Ｆｉｒｅの４つです。個人的に一番気に入ったのがＴｈｅ Ｆｏｒｍａｔなのですが、外国のＷｉｋｉを見たところ既に活動休止状態（解散？）らしく、「おまえもかい！」とガッカリしきりでした。なぜに当方が気に入る洋楽バンドはしんでしまうのん？　（いや３番目に好きなＰｅｔ Ｓｈｏｐ Ｂｏｙｓはまだ生きているけれども）。他ではＢＬＡＣＫ ＫＩＤＳが荒削りながら好感触。某掲示板でも評価が二分していますが、アルバム４曲目ぐらいのクオリティが維持できれば日本でもファンは付きそう。ボーカルがいかにも気の強そうなレゲェ兄ちゃんですが、ぜひ解散しないよう頑張って欲しいものです。

ちょっとパンピー風味な日記になってしまいましたが、旅行に行っていたのでゲームもプレイしていませんで、今回はこれで締め。残りの休みはゲームをしつつ漫画でも読もうとＡｍａｚｏｎをちょろちょろ見ていたら、竹本泉氏の作品を随分買い逃している事に気付いて慌ててドドンと購入。竹本氏の作品は新刊がなかなかでないイメージがあったのですが、最近は頑張っているのでしょうか？　この中では『ＭＡＧＩ×ＥＳ』が面白かったです。原作付きらしく、竹本テイストに若干違った風味が加味されていて、不思議な魅力がありました。相変わらず恋愛描写は淡白ですが不条理ＳＦでもないので、生粋の竹本ファンでなくともそれなりに楽しめる作品だと思います。そこはかとなくオススメ。いやしかし、もう『あそんじゃダメよ！』のような恋愛漫画は書かないのかなぁ。『パイナップルみたい』級のラブコメでも良いのに。続きモノでも例えば『あおいちゃんパニック！』のやまざきくんとマメミムのラブラブっぷりを再び・・・とかさぁ。無理なのかなぁ・・・うーん、うじゃうじゃ。

【 2008/08/10 】

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ビーフストロガノフ(屠絵 味噌)