ビーフストロガノフの
ゲーム感想日記
ゲームプレイの感想を中心に、徒然なるままに書き殴り。たまにイラストつき
先週、こちらの日記で「レーザーディスクもそう捨てたものではない」と書きましたが、撤回します。ＬＤは極力買わない方が賢明です。１週間で内容が１８０度も変わってしまう日記などあまり書いた覚えがありませんが、そう断言せざるおえない事件が発生しました。写真にありますのは『ルパン三世』のファーストシーズンのＬＤＢＯＸです（まだＬＤ全盛の頃にコツコツとお金を貯めて買った思い出の品で、当方がファースト至上主義者になったのもこのＢＯＸの影響が多分にあります）。前回の日記を更新した後もお気に入りのこのソフトを再生して見ていたのですが、ある時、プレイヤーから「ガガッ」と異質な音が鳴ったのです。「あれっ？」と思ってプレイヤーに近づいてみるとやはり何か本体内部から音がしています。顔を上げてＴＶ画面を見てみると、こちらは何も操作をしていないのに同じ所を繰り返して再生しているので、流石になにか問題が起こったと思い、停止してトレイを開けてみると、そこにはＡ面とＢ面の境目がパックリと割れたソフトが出てきました。もう「ギャー！」と叫びましたよマジで。慌てふためいてソフトを取り出してよく見ると、Ａ面Ｂ面の間に接着剤のようなモノが一面に塗られているのですが、それがアチコチ剥がれていました。急いで両面をくっ付けてはみましたが、やはり少し隙間が出来ているようだったので、上からＬＤＢＯＸで重石にしてしばらく放置し、その間にネットでこの現象が他でも起きていないか調べてみました。すると、やはり当方と同じような問題に遭われた方がいて、原因は部屋の湿度がＬＤ表面のアクリル樹脂に作用して伸びたり縮んだり、はたまた接着面が剥がれる要因になり、もっと悪くなるとデータ自体が読み込めなくなるのだそうです。これを読んだ時は背筋がゾーとしましたね。ＬＤプレイヤーを買ったばかりなのに、まさかソフトの方で問題が発生するとは・・・。そのあともＷｉｋｉ等で調べてみましたが、ソフトの寿命がＣＤ・ＤＶＤに比べて短い為に、ＬＤフォーマットが登場して数十年たった今では相当に注意して扱わないといけないシロモノらしく、総合的にみて前回の日記で書いた「ソフト資産をＬＤで増やす」選択は切り捨てるしかないと判断しました。当方の家は関東にありますし、立地条件的に湿度もかなり高くなりやすいので、ＬＤ資産をキチンと管理するのも難しいでしょう。ＬＤソフトの中古購入なぞ論外です（店側がＬＤの為に湿度管理をしているとはとても思えません）。なんでプレイヤーを購入する前にこの事を調査しなかったんだ俺は・・・。
ということで、前回の日記とは意見が真逆になりますが、「今後レーザーディスクは買わないが吉」と言う事で、ＬＤソフト資産を大量にお持ちの方でも、今後は素直にＤＶＤか若しくはブルーレイで買いましょう（又は買い換えましょう）。当方も『ルパン三世』のファーストシーズンがブルーレイで年末に出るとの情報を見て早速Ａｍａｚｏｎで予約しました。値段はＬＤＢＯＸの約半分で、しかも４枚組で全部入ってしまうのが凄い（ＬＤは７枚組）。やはり時代の波に乗っかる方が、逆行するよりも楽だなぁ。
さてゲームの話。当方のＴＶは一応フルＨＤ液晶なのですが、ＰＳ２のゲームをプレイすると滲んだような画面になるので、ＰＳ２対応のＤ端子ケーブルを買ってきて付けてみました（結果が上の画像）。下の方がＤ端子で見た画像で、やる気無しニート探偵も３割増しでキレイに見えますね。現行のＰＳ３機ではＰＳ２との互換性がありませんから、プレイするにはやはりＰＳ２を引っ張り出すしかありません。最近になってＨＤテレビに買い換えた方も沢山いらっしゃるでしょうし、そうなると普通のビデオ端子では映像的に物足りないと感じるハズ。そんな方にＤ端子ケーブルはお勧めです。画像が綺麗になってビックリする事うけあい。今後も『デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王』や『アマガミ』などＰＳ２で期待の新作がまだまだ出ますから、この手の需要は暫く続くのではないでしょうか。ＰＳ３側でＰＳ２ソフトが起動できれば一番良いのだけれど・・・。
とにかく最近あまり良い情報を聞かないＰＳ３陣営。ハードの売上も先月は３６０に負けたそうですし、年末までＰＳ３を牽引するに足るソフトを複数用意できなかったのも痛い。来週のゲームショウもこれでは少々寂しい感じになるのではないでしょうか。・・・と書いておいてなんですが、今週頭に「ＰＳ３の今後を担う重要なソフトになるのではないか！？」と思わせるゲームに出会いました。『リトルビッグプラネット』というゲームで、実はまだ発売していません（１０月３０日発売）。現行ではβテストでのみプレイ可能で、これに偶々申し込んでいたらマグレにも当選したので、今週の月曜日の夜にちょこっとプレイしてみたのです。いやはや驚きました。コレがムチャクチャ面白かったのです。何というか衝撃的な面白さでした。そう、まるで初めてスーパーマリオブラザーズをプレイした時のような衝撃。さわりプレイで終わらせるつもりがアッという間に４時間近く経っていて、慌てて切り上げて寝る準備をしつつ、ネットで本作の予約を取ってしまう始末。次の日もそのまた次の日も仕事が終わったら即『リトルビッグプラネット』をプレイしていました。ＬＤプレイヤー事件で受けた心の傷も軽く吹っ飛びました。なぜなら、本作をプレイすると必ず笑ってしまうから。楽しくて笑えるアクションゲーなんて久しぶりです。オンラインプレイなぞ爆笑の連続。とにかく面白い本作ですが、ただ、その面白さを文面で伝えるのは当方の力量ではちょっと無理（おそらく『リトルビッグプラネット』が前情報の段階からゲーマーの間でそれほど話題に上らなかったのは、静止画面と説明文だけではこのゲームの面白さが１％も伝えられなかったからではないでしょうか）。今では一応βテストに当選した方のプレイ動画がニコニコ等に上がっているので、そちらを見て頂ければと思いますが、それでも実際に操作してみないと分からない部分もあります。β版は期限が過ぎるとプレイできなくなる仕様になっている為、現状ではこのβテストに申し込んだ方以外がプレイするには、本編が発売されるまで待たなくてはなりません。オリジナル作品にはありがちとは言え、まだまだ本作の面白さに見合った情報の流布や宣伝が無いように感じるので、ここは是非にも皆が遊べる体験版を出して、『リトルビッグプラネット』のプレイヤー人口を増やす努力をＳＣＥはすべきように思いました。それだけの価値のあるソフトですし、濃いゲーマー向けソフトの多かったＰＳ３に、家族でも楽しめる待望のオリジナル作品が出てきたのですから、末長くプレイヤーに愛されるソフトになるよう、ＳＣＥには頑張って貰いたいものです。”小さな巨星”が復活の一矢になるとみた！
【 2008/10/05 】