ありす イン サイバーランド

出来も話題性もイマイチでしたが(プロデュースした千葉麗子氏は今いずこ?)、筆者は妙にお気に入りのソフトだったりします。3Dの出来はお世辞にも褒められたものではありませんでしたが、アニメ部分や2D絵はなかなかのクオリティ。作品全体を通して”可愛らしさ”が巧く表現されていて好感が持てました。ストーリーもネット時代を見据えていたのかは分かりませんが、無さそうで有りそうなサイバーな展開も意外とアッサリ溶けこめましたし。戦闘部分は所謂”ジャンケンポン”なシステムであまり深みは無いのですが、ADV部分の付録と考えれば気分転換に丁度良い按配でした。

個人的に一番注目したのが、この作品に出演している声優さんのラインナップ。本当に一流揃いで声優ファンなら驚愕すること間違いなし。ヒロイン三人組が浅田葉子氏、荒木香恵氏、宮村優子氏で、特に浅田氏はOPも歌っているのですが、これがとても良い曲。作品内でカラオケボックスに行くとこの曲のフルコーラスが聞けるもので、そこに頻繁に入り浸っていました。可愛い系のミヤムーも意外と珍しい気もしますし(みゅーみゅー言っています)。他に脇で井上喜久子氏、三石琴乃氏、菊地志穂氏、丹下桜氏、氷上恭子氏、渡辺久美子氏、久川綾氏等々、ビックリする程の豪華さです。これで何故にソフト自体がイマイチ話題にならなかったのか不思議でなりません。操作性の悪さがネックと言えばネックですが、それ以外で何が悪かったのでしょう? もしや、メインヒロインが某『To Heart』のあかりにクリソツだったのがいけなかったかな?

日記アーカイブ ゲームレヴュー
アーカイブ

管理者 :
ビーフストロガノフ(屠絵 味噌)