ビーフストロガノフの
ゲーム感想日記
ゲームプレイの感想を中心に、徒然なるままに書き殴り。たまにイラストつき
ゲームファンを自負するなら何らかの形でプレイしているであろう『女神転生』シリーズ。人気が高い反面、難易度の高さゆえに遊ぶ人も選んでしまう同シリーズですが、この作品は『女転』シリーズの面白さを残しつつ更に遊び易さを追求した、まさに『女転』究極の進化形態と言って良いと思います。『女転』と言えばやはり悪魔合体が有名ですが、その存在自体が敷居を高くしている原因でもありました。本作ではその悪魔合体を撤廃し、手に入るペルソナカードの枚数で新たなペルソナをゲット出来るシステムに変更、シンプルで遊び易くなりました。変わりに合体魔法なるものが新規に採用され、深くハマれる要素も十分。ストーリーも１本道ながら先の読めない展開が目白押しで、つい止め時を失ってしまいます。相変わらずキャラ育成とストーリーの噛み合わせが絶妙ですね。悪魔絵師の金子一馬氏の描くデザインもハイセンスで魅力的。神秘性の強いストーリーにあの奇抜な絵が驚くほどマッチしていて、更にゲームの印象を深いものにしています。ファンならずとも強くお奨めしたいＲＰＧです。２０００年中に続編『罰』の発売も予定されていますし、今後の展開が実に楽しみ。