影牢 ～刻命館真章～

前作『刻命館』で確立した「罠を仕掛けて生贄をおびき寄せておいてガツン！」的流れを更に改良した続編。今回は本当に純粋に”仕掛けた罠で敵を殺害する”という明瞭なコンセプトになったおかげで、罠考察にのみ没頭できるようになり大変好感が持てました（どういう好感かは黙秘）。罠の種類も豊富でパターンにしたらそれこそ無限にあるのではないでしょうか。個人的に良く使ったコンボは、サンダーボルトでビリビリ → トリプルアローでブスブス → 階段の上からスパイクロックでゴロゴロという感じです。巧い人なら10段コンボぐらいは楽に達成してしまうみたいです。金も稼げてお得ですね。ストーリーもかなり奥深く、殺伐とした雰囲気を巧みに盛り上げていました。とにかく人間の裏面を見事なまでに突いたこの『影牢』。「自分の性格の裏にはやっぱりダークな面が隠されているのでは？」と色々な意味で考えさせられたゲームでした。