機動戦艦ナデシコ ~やっぱり最後は『愛が勝つ』?~

筆者は一応原作のアニメを見ていますが、特に見ていなくても恋愛系ゲームとしてきちんと成り立っているので心配無用です(一応、キャラクター紹介ぐらいはネット等で調べておいた方がより楽しめるとは思いますが)。基本は仲良くなりたい女の娘と頻繁に会話をして、好感度が上がったらデート(バーチャルルームという疑似体験機を使います。原作でもおなじみ)をしてその娘固有のイベントを体験し、最後ベストエンドを目指すという流れ。設定は単純ながら、中だるみの少ない作りはなかなか評価できます。章ごとに挿入される戦闘も、いい意味でアクセントになっていますしね。しかしなにより特筆すべき点は、原作では考えられないカップルが創造できる事。アキト×イズミは原作では100%ありえないだけにかなりのインパクトでした。片や、筆者は元からアキト×ルリ派なので、2人のラブラブEDが見れただけでも鼻血モノでございましたが。ただ、映画版を見た後だとちょっと虚しさが走りますな・・・。

◆ お気に入りBEST3

BEST1
ホシノ・ルリ CV:南央美

戦艦ナデシコのオペレーター。11才の年齢を感じさせない恐るべき冷静さで、羽目を外しがちなナデシコクルーを「バカばっか」の口癖で一蹴しています。このゲームの展開では、原作でも主人公のアキトに好感を持っていたみたいですし、カップリングとしては自然な方かと。ゲーム上、イネスさんと1番相性が良く、ミナトさんと相性が悪いです。両方意外。ミナトさんの事、嫌いだったんだねぇ。好きなイベントはハッパセンベイ。購入している所をアキトに見られて、顔を赤くしているルリルリの可愛いこと。エンディングはもう痺れまくりでした。下にお気に入りのセリフを載せていますが、このセリフを何度も聞きたいが為にビデオに撮ったほどです。やはり南さんは冷静さの中にちょろりと可愛らしさを出すのが上手ですね。このなんともいえない間がイカすのなんの。

BEST2
エリナ・キンジョウ・ウォン CV:永島由子

原作途中からナデシコ副操舵士として登場。キャリアウーマン丸出しのパワフルさで他の男キャラを圧倒しています。アキトとはちょっと意外な組み合わせではありますが、確かエリナさんもアキトに好感を持った話が原作にあったので、それほど不自然な印象は受けませんでした。ゲーム上、メグミさんと一番相性がよく、イズミさんと相性が最悪です。まぁ、イズミさんと仲良くするのは誰であろうと難しいでしょうけれど。好きなイベントは居眠り。寝言でアキトの事を呟くエリナさんが妙に可愛かったです。エンディングはありがちですが、仕事一辺倒だったエリナさんにも心の拠り所が出来て良かったねって感じで、ほのぼの出来ました。永島さんはエリナのキツイ性格をうまく表現していましたね。

BEST3
マキ・イズミ CV:長沢美樹

エステバリスのパイロット。凄腕パイロットらしいのですが、性格の方が更に強烈。お寒いギャグ連発でナデシコ艦内を始終シラけさせています。総評でも述べた通り、アキトとはかなりビックリな組み合わせで、怖いもの見たさで1番最初にクリアしました。原作では絶対にありえないですからね。ゲーム上、メグミさんと一番相性がよく、ルリルリと相性が悪いです。確かに”水と油”という感じだから当然かな。とにかく寒い親父ギャグを嬉々として呟くイズミさんですが、デートイベントになると意外にも真面目なのです。過去に婚約者を2人も亡くして辛い想いをしたのでしょうから、その反動で恋愛に関してはそれなりに真剣になるのかも? 長沢さん、変な役所ながらイズミを怪演。役幅広いなぁ。

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