ビーフストロガノフの
ゲーム感想日記
ゲームプレイの感想を中心に、徒然なるままに書き殴り。たまにイラストつき
前作がそこそこ話題になっていた作品だったので、かなり気合を入れてプレイしたのですが、相当がっかり。肝心のマリオネットを改良していくシステムが、思ったよりも底が浅いのですね。マザーボードやＣＰＵなどを選択して組み合わせていく事で改良を行うのですが、その選択部品の数がかなり少ないので、その気になれば短期間で最高性能まで改良できてしまうのです。その辺に面白さを求めていると肩透かしを食う事まちがいありません。また、シナリオの方も淡白な出来で、メインヒロインはともかく、サブヒロインのシナリオがあまりにも書き込み足らずで、これは酷すぎ。絵には力強さを感じるのに文章が平坦な分、アンバランスさが際立ってちっとも盛り上がれないのです。いっそメインのみに絞った方が潔かったのでは？ とにもかくにも消化不良大爆発の作品でした。
◆ お気に入りＢＥＳＴ３
BEST1
アレサ・ニルーファ ＣＶ：小田美智子
主人公とは違うマリオネット（マリア）を育成する事になる女の娘。大阪弁を喋るのは、お好み焼き屋を経営している祖父の影響。とにかく物事を合理的に捉える性格で、しかも意地っ張り。マリオネットに心があると信じている主人公と事ある毎に対立しています。ただ、彼女には周りと肌の色が違う等の理由で、故意に他人との接触を避けている所があります。彼女狙いだったら、ここはシツコク付き纏って無理矢理親交を深めましょう。彼女専用イベントの中ではお好み焼きバイトイベントがお気に入りでした。将来、主人公がアレサの尻に敷かれる事が如実に見て取れて微笑ましいですよ。キーはもちろんマリオネット。小田さんはアレサの気の強い部分を上手に表現していましたね。
BEST2
上野ななみ ＣＶ：岡本麻見
主人公の１年後輩。大変に内気な性格で、会話もこちらが聞き取れないぐらいボソボソと喋ります。縫いぐるみが大好きで、その関係からかマリオネットにも少なからず興味を抱いてくれます。キーも”もんじゃ太郎”という縫いぐるみ。彼女の感情の起伏をこの”もんじゃ太郎”を使って表現するのですが、これがなかなかに萌えるのです。ただ、この性格が災いして同級生に苛められる場面があるので、主人公も力になってあげましょう。岡本さんはあまり聞かない方ですが、ボソボソ感がラブリーでした。
BEST3
マリン ＣＶ：石橋千恵
主人公が育成を担当する事になるマリオネット。元々の気質として備わっているのか、とにかく素直で頑張りや。主人公に対しても１００％心を開いてくれるので、育成面で困る事はほとんどありません。ただ、拗ねるのも得意な様子なので、適度なご機嫌取りも大事ですよ。キーは心。ところでこの娘のベストエンドですが、見るのはかなり難しいと思います（筆者はえらく苦労しました）。ある程度、攻略サイトか雑誌等で情報を入手する必要はあるかと。ただ、それに見合うほどのエンディングかというと、うーん・・・。石橋さん、一生懸命頑張るマリンを好演。