ビーフストロガノフの
ゲーム感想日記
ゲームプレイの感想を中心に、徒然なるままに書き殴り。たまにイラストつき
色々な意味で考えさせられる、会話型ゲームの続編。とにかく一方的に喋りかけてくる女の娘に対し、こちらがやる事と言ったらちょっとした相槌を打つ事のみ。よほど登場する３キャラクターに思い入れがない限り、この展開は苦痛でしかないと思うのですが、どうでしょう？ ＴＶ電話（？）で女の娘と会話するというアイデアはなかなかにイカす部分ではありますが、実際の画面は技術的に仕方が無いにしても、平面的で動きが単調。イベントもメリハリに欠け、さほど通常会話から逸脱していない所もマイナスポイント。やはりアイデアに技術が追いついていない印象が強いです。設定の２０１４年辺りでこの手のゲームを作ったら、面白い作品になるかもしれませんね。
◆ お気に入りＢＥＳＴ３
BEST1
碧川涼 ＣＶ：根谷美智子
私立総光女学院付属高校３年。通称お涼。３人の中では一番クールで年齢の割りに大人びた印象があります。その実、相当な頑固者で短気。会話の受け答えをしくじると即、電話を切られます。そんな性格からして人間関係でもかなり損をしていそうですが、率先してボランティア活動に参加するなど他人に対する心配りは立派なもの。将来も介護の仕事に携わりたいらしく、それ系の専門学校を目指しています。電話越しからでも応援してあげましょう。キーは眼鏡。お涼さん自身も気にしていますし、実際、あまり似合っていないように思ったのですが、はっきりそう言ってもラスト近くまで頻繁に眼鏡をかけていたのは、プレイヤーへの密かな反発だったのでしょうか？ 実は誉めて欲しかったのかも。根谷さん、こういう凛としたキャラは上手ですよね。信念の強さもよく出ていました。
BEST2
門倉千紗都 ＣＶ：水樹奈々
県立秋華高校３年。３人の中では一番とっちらかった性格。どこか捉えどころの無い奔放さがこの娘の魅力と言えます。その割りに物言いは断定的で、相手の優柔不断な部分を特に嫌悪する傾向があるようです。歯切れの悪い受け答えをすると、「男らしくない！」とハッキリ糾弾してきます。この娘と仲良くなりたい場合は明確な受け答えをするよう心がけましょう。キーは怪奇もの。驚くほど博学な彼女ですが、オカルト系は特に興味がある様子。筆者もコレ系が好きなもので、実際にお話したい気持ちでいっぱいになりました。澁澤龍彦氏の作品、絶対に読んでいると見た！ 水樹さん、明るい千紗都を熱演。喜怒哀楽を旨く出していましたね。
BEST3
橘柚実 ＣＶ：かかずゆみ
県立秋華高校３年。千紗都とは旧知の間柄。大和撫子の名がぴったりの女の娘。ちょっと慌て者だったり、人付き合いの部分で不器用な所があったりしますが、彼女の場合、それが逆に愛嬌になっています。クラスでは意外と人気者かも。キーは絵本。とある絵本から派生したアニメ、ブリガテンというキャラクターに心酔していて、自らも将来は童話作家になる事を目指しています。ほんわかした彼女には向いている職業かもしれませんね。 かかずさんはあまり聞かない方ですが、ほやっとした柚実を好演していました。