ビーフストロガノフの
ゲーム感想日記
ゲームプレイの感想を中心に、徒然なるままに書き殴り。たまにイラストつき
『蒼天録』の感想ですが、あまりに簡単で拍子抜け。初級プレイとは言え、１万近く払ってこのやり応えとはファンとしてもガッカリでした。決定的におかしいと思われたのが、敵の大名本人がいる居城を落とすとその城を自家に取り込めるのは当然なのですが、なんと残り全ての大名配下の城まで同時にゲット出来てしまうのは、リアル戦略ＳＬＧを謳う本シリーズにしてはあまりにお粗末。前作までは、敵の本拠地を占拠すると（且つその大名を斬首にすると）、残りの城の中から後継ぎが選出されてその大名家は存続していく仕様になっていましたが、今作は随分思い切った変更をしたものです。結局、筆者のような面倒くさがりな腐れゲーマーは、周りの城には目もくれず、真っ先に大名の居城を落として短絡的に勢力を拡大していく”大味プレイ”に邁進するに決まっています。結果、嫌にアッサリと全国統一してしまいました。なんと申しましょうか、戦国時代を巧くフィーチャーしようとして、返ってゲームとしては「つまらなくなった」典型みたいなソフトでした。軍団長や城主でプレイするシステムや外交コマンドの多様化には少なからず好印象だっただけに残念です。せっかく記念すべき『信長の野望』十作品目に当たるソフトなのですから、もう少しコーエーには気合を入れて作り込んで欲しかった所です。家庭用ハードをメインターゲットにするあまり、ＰＣに手が回らなくなったのかな？