サクラ大戦4 ~恋せよ乙女~

『3』で超絶なる完成度を誇ったサクラシリーズの4作目。但し今回は駄作。これというのも広井王子が悪い。内容が薄いわりに6800円という高額を付けたのも、グランドフィナーレと言いつつ尻切れトンボなのも、『4』のキャラの立ち絵が『3』の流用なのも、帝都の連中の目が一様につぶらなのも、ラスボスの声をてめえで演じるのも、すみれさんが引退するのも、『4』のED中にうちのDCがぶっ壊れたのも、すべてすべてすべ~て広井王子が悪いのです。そう思って納得しましょう。え? この程度では納得できない? いや、そんなあなたを師匠と呼んでいいですが? 私にはこの程度の悪口しか思い付きませぬ・・・。

そういう訳で良い所を見つけるのが非常に困難な作品なのですが、それでも敢えて挙げるとするならば、「ED曲が素晴らしい」という事ぐらいで勘弁してください。実際、『君よ花よ』だけはサクラシリーズの一応の締めの曲として十分評価できる完成度でした。後は・・・無いです。とりあえず『1』~『3』まで一通り遊んでいて、且つ、中古の値段分ぐらいなら出してもいいよという剛毅で暇な方にのみお奨めします。しかし、こんな作品に10点つけた某ファミ通のヒゲは、一体どの辺が10点なのか激しく問い詰めたいね。

◆ お気に入りBEST3

BEST1
グリシーヌ・ブルーメール CV:島津冴子

上記総評で1つ言い忘れましたが、『3』でグリシーヌに転びまくった方は『4』買ってもあまり損をしたと感じないかもしれません。『4』の特徴で各ヒロインのラストエピソードはほとんどキス寸前の留め絵で終わっています。『4』低評価の原因の一因とも言われていますが、グリ様だけはそれでも十分萌えるものがあります。
白の水着・・・・・・くおー!!!
お姫様だっこ・・・・・・がおー!!!

BEST2
ロベリア・カルリーニ CV:井上喜久子

細かな人物設定は『3』の方で確認してください。『4』ではちょと地味な印象の強い彼女。元々あまり他人と積極的に関わる性格では無い上に、システム的にイベント数が少ない事も拍車をかけて、何とはなしに寂しい感じになってしまいました。ま、孤高と言えばそれまでなのですが。ラストも思ったより落ち着いた感じでしたが、結局は出所した後も大神におんぶして貰っているロベリアを見て、なにやらニンマリしてしまう筆者でございました。しかし、『3』のキャラを選ぶと巴里に帰ってくる事が出来るのですが、ものすごーくホッとしてしまうのは何故でしょうね?

BEST3
神崎すみれ CV:富沢美智恵

『すみれさん、帝国華撃団引退!』 このニュースは多くのサクラファンに衝撃を与えましたね。かくいう筆者もすみれさんにめっちゃんこ傾倒しておった訳で、少なからずショックでございました。もしこの時分にグリ様という心の支えが無かったら・・・って完璧浮気しとるやん。と言いますかね、この引退の発表を受けて『4』のシナリオを変更するって運びになったはずなのに、いったいどこがどう変わったのか教えてくれ!って感じです。実際にEDを見た所、あまりに他のヒロインと変わり映えしない、見様によっては実にそっけないEDだったもので、別の意味でがっかりしました。筆者の心が完璧にグリ様に移行した瞬間でしたね。いや、悪いのはすみれさんじゃない。広井王子だ。それは分かっているのだけれどねぇ。

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