ビーフストロガノフの
ゲーム感想日記
ゲームプレイの感想を中心に、徒然なるままに書き殴り。たまにイラストつき
Ｌｅａｆビジュアルノベルシリーズの第１弾。今後のＬｅａｆ人気を決定づけた記念すべき作品。しかし相当に暗い作品なので好みがハッキリ分かれると思います。とにかくバットエンドが強烈なので、その後にハッピーエンドにたどり着いてもあまり嬉しくないのです。この心をえぐってくるようなプレイ感覚は他ではなかなか味わえないですよ、本当。お勧めはしませんが、この作品を作った人々が後にかの『Ｔｏ Ｈｅａｒｔ』を作ったのかと、ある種不可思議な感慨を味わうにはいいのかもしれません。
◆ お気に入りＢＥＳＴ３
BEST1
月島瑠璃子 ＣＶ：なし
通称るりるり。この物語の最大のヒロイン。感じで言うと『ＥＶＡ』の綾波、もしくは『ナデシコ』のルリルリ。とにかくこの娘が話の根幹に絡んでいるので（と言いますか、この娘のお兄さんが大元凶なのですが）、ストーリーの本質はこの娘のクリアでハッキリします。一見するとお兄さんを諌める為に主人公と仲良くするという感じなのですが、よくよく考えると、この現実世界に無気力な感情しか持てない彼女にとって、同じような感情を持つ主人公が本当に必要だったのですね。ちらっと見せる主人公に対する”母性”がそれなのでしょう。故にバットエンドは大変にやりきれない。自分が選ばれなかったみたいで。キーは電波。
BEST2
新城沙織 ＣＶ：なし
通称さおりん。３人のヒロインの中では一番明るい性格。バレーボール部所属。自分中心で話をする一方で、ちゃんと主人公の事も立ててくれる気配り上手な一面も。ストーリーには被害者的な見地で絡むといった感じ。それだけにかなり可哀想な印象が付いてまわります。特にバットエンド。筆者が見た他ゲームのバットエンドの中でも、３本指に入るほどの空しさを味わいました。キーはハサミ。あれはないだろう。
BEST3
藍原瑞穂 ＣＶ：なし
通称みずぴー。おとなしめの文学少女と言った所。時としてハッキリと自分の意見を言うなど、しっかりした面も持ち合わせています。一応ヒロインの１人なのですが、その割に地味な印象が強いのは、主人公の事を大切に思う気持ち以上に、太田さん（この話の一番の被害者）に対する感情が大きいと感じられるからなのでしょう。ちょっと残念ですが、友達思いと言う事で。キーはオルゴール。