第2次スーパーロボット大戦α

まずは個人的にお気に入りの機体を挙げてみます。

1)ダイターン3

シリーズ通して筆者お気に入りのロボットです。コンスタントに敵ボスのHPを減らしてくれます。今回はLL補正がかかって更に凶悪に。若干サンアタックのEN消費量が増えていますが、補助GSライドという大変便利な強化パーツがあるおかげで、ほとんど毎ターン連発でもOKという感じです。そしてそして、破嵐万丈の精神コマンドに”魂”が復活! ”魂”のサンアタックで、あのガンエデン気力150からでも2万近くHP減らすのですから驚き。ストーリーにも良い感じで絡んでくるので、万丈ファンならずとも是非タイターン3をフル改造してメインで使って頂きたいものです。因みに筆者はこのアニメ、見た事がありません。本当にあの様な前口上をするのかな?

2)ウイングガンダムゼロカスタム

本作品で超絶にズルイ機体です。ヒイロの”必中”+”魂”のマップ兵器ツイン・バスター・ライフルには、ザコどころか中ボスクラスも消炭のよう。マップにウジャウジャいた敵がアッという間に数機しかいなくなって寂しい思いをする事うけ合いです。きっとほとんどのプレイヤーの編成画面にはこの人が映っているのと違いますかね? 熟練度を取る事を必須にしている方には心の友。足が若干遅いので、加速を使える小隊員を必ず用意しておきましょう。

3)マジンカイザー

定番ですが、今回も強烈です。なにせ最強武器のファイヤーブラスターが種別ALLなので、ボスに纏わりつくザコもまとめて粉砕してくれる気持ちの良さ。やはりEN消費が激しいので補助GSライドは必須でしょう。EN問題さえ解決できれば敵のど真ん中に”鉄壁”をかけて突っ込ませるだけで、みるみる敵を減らしてくれます。防御力も然る事ながら、兜甲児の小隊長能力”ダメージ-20%”のおかげで敵の攻撃もほとんど受け付けません。まさに鉄(くろがね)の城。残念なのは兜甲児に”魂”が無い事ぐらい。熱い男なのにねぇ・・・。

4)真・ゲッター

こちらも定番ですが、非常に残念な事に真・ゲッター1にALL武器が無いのですね。なので仕方無くもボス戦用機体に特化した形になっています。それでも相変わらずストナーサンシャインは極悪。射程が1~3とかなり長く、移動後に撃つ事が可能なので大変に使いやすい。もちろん精神コマンドは3人分使える訳ですから(しかも竜馬は”覚醒”持ち)、避けるも当てるもドントコイ。隼人や弁慶にSP回復を付けたら、ほとんど永久機関なのではないでしょうか。

5)ヒュッケバインとか色々

筆者はアラド編しかクリアしていないのですが、全ステージをあまり苦労する事なくクリア出来たのはこの主人公機のおかげではないかと思っています。何故かと言うと、アラドが乗るヒュッケバインMk-IIIをフル改造すると、後にその改造値を受け継ぐ機体が4機も出てくるからです。この4機をスーパー系と組ませて小隊長に配置すると敵の攻撃は避けますし反撃でそれなりに削ってくれるので、後はスーパー系にチェンジしてトドメをさせば中ボスぐらいは直ぐ処理できますし、気力上げも効果的に行える訳です。パンチ力の無さやALL武器の少なさがネックになっていますが、運用の面では非常に有用な機体だと思いますね。

最期に総合的な感想です。現時点ではシリーズ最高の『スパロボ』だと思います。シナリオは『インパクト』のようなクソ長いものでは無く丁度良い尺幅でしたし、難易度もシリーズ最弱と言って良い程に低かったのですが(HARDであっても)、バランスが非常に旨く取れていた為に逆にスッキリ楽しむ事が出来ました。特に今回導入された”小隊長システム”と”パイロット養成”が今までの『スパロボ』で感じてきた不満点をほとんど払拭してくれたので、この導入には大いに賛同したいですね。以前のシリーズでは2軍扱いだった連中を今作品では小隊に組み入れて活躍させられるのですから、やはりプレイヤーとしては充実感が違います。万遍無くキャラが育てられるので、”祝福”や”応援”持ちが沢山増えてお金稼ぎや育成が楽になりましたし(特に無駄に全滅プレイしなくて済むのが有難かった)。是非これ以降の作品にも上記2つのシステムが導入される事を強く望みます。続いて悪かった点ですが、本作に限って言えばそれほど見受けられず。ただやはりシナリオは相変わらずの「或って無きが如し」で、変わり映えのしない内容に飽きを感じてきた事も確かです。『α』が一つのシリーズになっているので仕方が無いとしても、もういい加減ラスボスでシャアを倒させるなよと思わずにはいられません。そろそろシステム面ばかりでなく、ストーリー展開に関して大きな変更をすべき時が来ているのではないでしょうか。

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