誰彼 たそがれ

このゲームをプレイして、まず、「ワンダープロジェクトみたい・・・」と思ってしまいました。基本はノベルタイプのゲームなのですが、移動や戦闘になると画面上半分でアニメーションしてくれるのです。これだけ聞くと、なんとなくパソゲーでは画期的に思われるかもしれませんが、なにせアニメパターンが少なくて、現行ゲームハードで目が肥えまくったゲーマーにはお世辞にも誉められたものではありません。いっそ無い方が良かったぐらい。シナリオも『まじ☆アン』に負けず劣らずの中途半端さで、呆れる事しきり。目先の利益や技術に囚われまくりのLeaf。今後の展開も嫌に不安にさせてくれる作品でした。

◆ お気に入りBEST3

BEST1
岩切 CV:なし

もし、この方と主人公で普通のラブラブエンドがあったならば、本作評価は1.5割増しだったのに。水戦試挑躰の改造兵。キャラ的に書き込み不足が顕著な為、性格を正しく判断するのが難しいのですが、一途で意地っ張りな所があるような感じ。もっと登場シーンがあればなぁ。キーは当然、水。

BEST2
石原麗子 CV:なし

もし、この方と主人公でラブラブエンドがあったならば、本作評価は3割増しだったのに。脱がんでもええから。と言いますか、こういうキャラを前面に出すとはいかないまでも、もう少し掘り下げて表現すればもっと面白い作品になったと思うのですが、どうでしょう? 石原診療所で院長をしている姉御肌の女性で、性格は捉え所がなく、神秘的な印象が強いです。どうやら普通の人間ではないようなのですが、一切そのことについて詳しく触れられていないので、本当、不思議な人のまんまで去っていきます。なので、キーもUNKNOWN。

BEST3
桑嶋高子 CV:なし

上記2人に比べれば至極普通の人。看護婦さん見習で、主人公がやっかいになる家で家事を引き受けているしっかり者。主人公のことを「不思議な人」と表現しますが、そう言っている高子さんの方がよっぽど浮世離れした感じがします。性格が物静かだからでしょうかね。お気に入りの場面は、主人公がアキレス腱を切る大怪我をしていても、健気にさすって看病する所。そういう意味でもキーは健気かな。ラストもそんな感じでしたしね。にしても、もう少しラブラブエンドでも良かったのにな・・・。

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