ビーフストロガノフの
ゲーム感想日記
ゲームプレイの感想を中心に、徒然なるままに書き殴り。たまにイラストつき
恋愛系ゲーマーのバイブル的作品。恋愛系ゲームを一大ジャンルに築き上げた功績は計り知れないものがあります。当初、コナミがこのゲームを作ると知って「コナミおまえもか！」と愕然としたものです（当時ＰＣエンジンでは出来の悪いギャルゲーが横行していたのです）。ところが発売されたとたん、１大ブームを巻き起こし”ときメモラー”なる人種を多発させました。基本的にブームに乗り遅れる傾向の強い筆者は、この時もプレイしようとやる気になった時点で秋葉原で１本１万円のプレミアがついていて（しかも中古）、なかなか遊べなかったのを思い出します。
とにかく、当時のＰＣエンジンでよくフルボイスが実現出来たものです。この恩恵が大きかった。キャラが喋る事の素晴らしさを初めて実感できた記念すべき瞬間でしたね。育成部分も単純でいて且つ奥深いナイスなバランスで、ゲームとしての出来も突出していました。しかし、もっともプレイヤーを魅了したのは、本作に登場するヒロイン達でしょう。当時としては攻略可能人数が１２人というのはかなり多い方でしたが、それでも個人個人きちんと書き分けられ、且つ魅力的なキャラクターに作り上げたのですから、まさに神の御業と言っても過言ではありますまい。これだけキャラ個人にファンが付いたゲームも珍しいですよね。また担当声優が当時はあまり名前の知られていない方たちばかりでしたが、各々の好演により、さらにキャラクターに生き生きとした息吹を吹きこんでくれました。
プレイヤーとしてこのような素晴らしいゲームに出会えた事を心から感謝しつつ、もっと多くの方に恋愛系ゲームの素晴らしさを知ってもらう為に、このゲームを強く強くお奨めします。
◆ お気に入りＢＥＳＴ３
BEST1
美樹原愛 ＣＶ：栗原みきこ
実はＰＣエンジンの頃は一番嫌いな女の娘でした。何故なら、好感度の上がりが異常に高い為に、他の娘を狙っている時の障害に成り易いからです。なのに何故かＰＳ版が発売されて購入するや妙に気になってしまって、気付いた時には一押しキャラに。それ以来、ＳＳ版も『ぱずるだま』系も『ときめきの放課後』もすべて１番最初のクリアは彼女なのです。嫌よ嫌よも好きのうちと言った所なのでしょうか？ あのおずおずさがタマランのかも。容姿から何から総てにおいて少女チックな彼女ですが、おかげでヒーローショーでも子供と間違えられたりします。でもがっかりする割りに好感度は上がっているので、実はちゃっかりさんかも？ キーは動物。栗原さんの声、可愛い過ぎます。美樹原さんにピッタリ。
BEST2
紐緒結奈 ＣＶ：中友子
恋愛ゲー界最強のマッドサイエンティスト。宇宙征服も企んでいるので、全世界どころか全宇宙規模の凶悪犯になる素質十分。ここは主人公が奮起して、紐緒さんの野望を粉砕しましょう。キーはもちろん実験と研究。記念すべきＰＣエンジンでの初プレイは紐緒さん狙いでした。爆弾が１回破裂するも、見事ハッピーエンドが見れて嬉しかったのを覚えています。実はいい人なのでは。ほっぺポヨポヨ状態になると結構可愛い人なのですよね。中さんの演技は凄味が効いていてちょっと怖いぐらい。でもエンディングではキチンと化けています。
BEST3
虹野沙希 ＣＶ：菅原祥子
元祖お弁当娘。キーも料理。運動系部活動のマネージャー。この娘に応援されたらどんなヤローでも５打席連続ホームランだろうなぁ。実は表情が一番変わった人。今見ると目が異様につぶらなのです。『虹色の青春』以降現在の表情に。一番好きなイベントはなんといっても修学旅行の風邪ひきイベント。いつも元気な虹野さんが風邪で寝込んでいるので、今度は変わりに励ましてあげましょう。常に前向きなのが彼女の良い所ですよね。さちさんはこの作品で大ブレイク。今後の活躍も楽しみです。